募集は締め切りました

アラブ世界においては、2011年の「アラブの春」の原動力となった若者の力に大きな期待が寄せられたものの、その後の展開（エジプトでの軍事クーデター的な政権交代、シリア、リビア、イエメンでの内戦状態の継続）は、多くの民主化勢力の期待を裏切る結果となりました。ことに若年失業率の上昇ともあいまって、アラブ世界の若者のあいだには閉塞感が蔓延しているように見受けられます。こうした若者の閉塞感は、アラブ世界の不安定化と、それに伴う国民国家体制の溶解現象連鎖の一因となっていると考えられます。ジェトロ・アジア経済研究所は政策提言研究の一環として、国際社会はアラブ世界の安定のためにどのような支援をすることができるのかを考える特別講演会を開催します。

本講演会では、アラブ世界の安定と持続可能な開発のためには迂遠であっても教育を通じた人材育成こそが重要ではないか、との認識のもと、国連開発計画（UNDP）アラブ局特別顧問、在エジプト日本国大使、ユニセフ・イエメン事務所教育専門官を招き、アラブ世界の若者に対する外部支援のありかたについて考察するとともに、一定の提言を行います。

皆様のご参加をお待ちしています。

2017年11月27日（月曜）14時00分～17時00分（開場：13時30分）

ジェトロ本部5階 展示場
（東京都港区赤坂1-12-32　アーク森ビル5階）
最寄り駅：東京メトロ　南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅

日本語、英語（同時通訳あり）

ジェトロ・アジア経済研究所　

共催

国連開発計画、国際協力機構

UNICEF東京事務所

150名（締切日を過ぎたため、お申込を締め切りました）

無料

※取材・記録のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。