イベント・セミナー情報
2017年アジア経済研究所夏期公開講座(東京)
コース9 大統領制における権力均衡:ブラジル、インドネシア、トルコ
募集は締め切りました
新興民主主義諸国の多くは大統領制を採用していますが、米国ほど三権分立が徹底していないため大統領権力の強大化が懸念されてきました。しかし実際には、議会多数派形成の難しさや司法府の独立性が大統領の権力のみならず地位をも脅かす場合も見受けられます。本コースでは、新興民主主義大統領制において国家三権の間にどのような権力均衡が成り立ち、それが国政にどのような影響を与えるのかを、民政移管後三権分立の確立を漸進的に進めてきたブラジル、民主的大統領制を短期間で構築したインドネシア、議院内閣制から大統領制への移行を今年4月に決めたトルコを取り上げて検討します。
開催日時
2017年9月8日 (金曜) 13時30分~17時00分
会場
ジェトロ本部5階 ABCD会議室
(東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル5階)
最寄り駅:東京メトロ 南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅
プログラム
時間帯 | 講師 | テーマ・講義概要 | |
---|---|---|---|
13:30-13:35 | 開会挨拶・事務連絡 | ||
1 | 13:35-13:40 |
間 寧 (ジェトロ・アジア経済研究所地域研究センター中東研究グループ長) |
民主的大統領制での権力均衡 本コースの趣旨を述べます。 |
2 | 13:40-14:30 |
菊池啓一 (ジェトロ・アジア経済研究所地域研究センターラテンアメリカ研究グループ) |
ブラジル:三権分立と大統領弾劾 1985年の民政移管から30年あまり経過したブラジルでは、昨年ルセフ大統領の弾劾が成立しました。同国における三権分立の在り方を、政治制度論の立場から解説します。 |
3 | 14:30-15:20 |
川村晃一 (ジェトロ・アジア経済研究所地域研究センター東南アジアⅠ研究グループ長代理) |
インドネシア:「弱い大統領」の功罪 インドネシアでは、1998年の民主化以降に確立した三権分立が、民主体制の安定に寄与しました。一方で、強い議会や司法の存在が「決められない政治」の原因にもなっています。三権分立が同国の政治にもたらした功罪を解説します。 |
休憩 | |||
4 | 15:35-16:25 | 間 寧 |
トルコ:党首大統領制への移行 建国以来の議院内閣制を大統領制に変更したことが、なぜ大統領強権化につながるのでしょうか。三権分立関係を(1)抑制均衡制度と(2)政党制という2つの軸で考察します。 |
5 | 16:25-17:00 | 講師全員 |
パネルディスカッション フロアからの質問を交えて議論します。 |
使用言語
日本語
主催
ジェトロ・アジア経済研究所
受講料(1コースあたり)
- 一般:4,000円
-
アジ研賛助会正会員 、ジェトロ・メンバーズ、農林水産情報研究会会員:それぞれ1口につき先着2名まで無料。3人目より4,000円/人
※3人目のお申し込みがあった場合は、その旨当方よりご連絡し、出欠の確認をいたします。 - アジ研賛助会個人利用会員 :2,000円
- 学生:2,000円(学生料金をご希望の場合、必ず申込時に学生証コピーの添付をお願いします。添付が無い場合いは一般料金となります)
※東日本大震災による被災中小企業・中小企業団体様は 被災企業・団体様向け有料サービスの無償提供のご案内 をご覧ください。
定員(1コースあたり)
100名
(締切日を過ぎたため、お申込を締め切りました)
※オンラインでのお申し込み手続きを終了した後で受講コースの追加・修正等をご希望になる場合には、下記のお問合せ先までご連絡ください。
※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。
お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部成果普及課
Tel:043-299-9536
E-mail:kakikoza