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専門講座

経済地理シミュレーションモデル入門

アジア経済研究所では、2007年以来、アジア地域の産業や人口の集積を州・県別に予測する経済地理シミュレーションモデル(Geographical Simulation Model: IDE-GSM)の開発を続けてきました。これまで、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)が主導して策定したアジア総合開発計画(CADP)をはじめ、メコン地域のインフラ開発計画の分析(タイ・タマサート大学との共同研究)、その他世界銀行やアジア開発銀行のプロジェクトなどで経済回廊計画、インフラ開発計画、自由貿易協定の効果などの分析に応用されてきています。

本講座では、IDE-GSMの理論的背景となっている空間経済学の要素や、IDE-GSMの仕組みをわかりやすく解説し、さらに、実際のインフラ開発などの分析をどのように行い、その結果をどのように解釈して政策提言につなげているのかを解説します。

官民を挙げてのアジア・アフリカなど海外でのインフラ整備計画への支援・参画が活発化する中で、こうした整備計画の経済効果の算出やよりよい計画の策定に役立つIDE-GSMの意義を幅広い層の参加者に知ってもらうことは、IDE-GSMの潜在的ニーズを発掘するだけでなく、地理的要素の入った経済分析の有用性について啓蒙することで同種のモデルの開発や関連する研究を促進することに貢献します。

皆様のご参加をお待ちしています。

開催日時

2016年10月28日 (金曜) 15時00分~17時10分 (開場:14時30分)

会場

ジェトロ本部5階 ABCD会議室
(東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル5階)
最寄り駅:東京メトロ 南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅

プログラム

(予定)

15:00~16:00 「1.経済地理シミュレーションモデル(IDE-GSM)の仕組みと空間経済学の考え方」(仮)
熊谷 聡 (新領域研究センター 経済地理研究グループ)
16:00~16:10 休憩
16:10~17:10
「2.IDE-GSMを用いた経済効果分析の手順と政策立案への応用:経済回廊・災害・自由貿易協定」(仮)
磯野 生茂 (新領域研究センター 経済地理研究グループ)
使用言語

日本語

主催

ジェトロ・アジア経済研究所

参加費

無料

※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。

お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部成果普及課
Tel:043-299-9536 Fax: 043-299-9722
E-mail:seminar E-mail