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専門講座

アジア経済研究所の地域研究者がとらえるトルコ

欧州を揺るがす中東諸国の難民問題、イスラームを巡る政治・社会問題、世界の安全保障問題を考える上で、トルコの持つ重要性は増すばかりです。7月中旬に起きた軍事クーデタ未遂事件がエルドアン政権の強権化に拍車をかける懸念がある一方、反クーデタでの合意が政治的和解を促進する可能性もあります。いったいトルコはどこに向かうのでしょうか。

今アジア経済研究所がなすべきことは、政治、経済、社会、国際関係、歴史等の学術研究を踏まえた、トルコという国についての基礎的・総合的な情報の提供です。本講座では、アジア経済研究所の研究者が、自身の現地調査や学術研究を踏まえた知見をもとに、トルコという国について解説します。また、聴講者の方々とのディスカッションの場も設けています。

皆様のご参加を心よりお待ちしています。

開催日時

2016年8月31日 (水曜) 13時30分~15時40分 (開場:13時00分)

会場

ジェトロ本部5階 ABCD会議室
(東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル5階)
最寄り駅:東京メトロ 南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅

プログラム

(予定)

13:30~13:35 趣旨説明
13:35~13:55 講演1:
「トルコの外交の現在地——公正発展党の外交政策とその変遷——」
今井 宏平 (地域研究センター 中東研究グループ研究員)
13:55~14:15 講演2:
「クーデタ未遂後のトルコ内政と経済」
間 寧 (地域研究センター 中東研究グループ長)
14:15~14:35 講演3:
「トルコのイスラーム運動とギュレン派」
能勢 美紀(図書館 研究情報企画課)
14:35~14:55 講演4:
「反クーデタ抗議行動における「市民」とは誰か ゲズィ公園抗議行動(2013)との比較から」
村上 薫 (地域研究センター 中東研究グループ主任研究員)
14:55~15:05 休憩
15:05~15:40 Q&Aセッション
<モデレーター>間 寧
<パネリスト>今井 宏平、能勢 美紀、村上 薫
使用言語

日本語

主催

ジェトロ・アジア経済研究所

参加費

無料

※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。

お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部成果普及課
Tel:043-299-9536 Fax: 043-299-9722
E-mail:seminar E-mail