イベント・セミナー情報

連続専門講座

「TICADVIの機会にアフリカ開発を考える」 コース9

TICADVIが8月にナイロビで開催されることを受け、日本でアフリカへの関心が高まっています。TICAD(Tokyo International Conference on African Development)は、その名が示す通り「アフリカ開発」をテーマとする国際会議です。近年「アフリカ開発」といえばビジネスに関わる側面に光が当たる傾向がありますが、それだけに留まるものではありません。昨年国連総会で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)に示されるように、開発/発展と呼ばれる現象には経済成長、社会開発、ガバナンスや平和構築といった様々な要素が関係し、持続的であるためにはそのいずれもが欠かせません。この理解は、ビジネスを行う上でもきわめて重要です。

本連続専門講座の講師はアジア経済研究所のアフリカ専門家を中心に構成され、国別地域研究に裏打ちされた豊富な情報に基づき、様々な観点からアフリカの開発に関わるトピックをテーマに講演します。TICADVIの開催という機会を捉えてアフリカへの理解を深め、望ましい開発のあり方を考えることが本講座の目的です。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

今回は、コース9のご案内と募集を行います。

開催日時

2016年7月14日 (木曜) 14時30分~17時30分(開場14時00分)

会場

政策研究大学院大学(GRIPS)1階会議室1ABC
(東京都港区六本木7-22-1)
最寄り駅:
都営大江戸線六本木駅から徒歩5分
東京メトロ日比谷線六本木駅から徒歩10分
東京メトロ千代田線乃木坂駅から徒歩6分

プログラム

(予定)

「アフリカ経済の現状と課題:経済成長の持続に向けて」
資源価格の下落により、アフリカの経済成長の持続が懸念されています。本コースでは、成長持続のための政策についての議論と現状を紹介します。
時間帯 講師 テーマ・講義概要
14:30~14:35 司会挨拶
14:35~15:50 福西隆弘
(ジェトロ・アジア経済研究所 地域研究センターアフリカ研究グループ長)
「産業育成のための政策」
アフリカでは経済自由化が数十年つづいたが、近年、成長持続と貧困削減を実現するために、政府による産業育成への積極的な関与が提案されています。本講義では、政策の方向性が転換した背景と政策実施の課題を説明します。
15:50~16:05 休憩
16:05~17:30 箭内彰子
(ジェトロ・アジア経済研究所 在ステレンボシュ海外調査員)
「貿易促進のための政策」
現在、アフリカをめぐる貿易制度が変容しています。本講義では、アフリカ域内での経済統合に向けた動き、締結が進むEUとの経済連携協定、10年後に期限を迎えるアメリカのAGOAなどを取り上げ、貿易制度の現状と課題について解説します。
使用言語

日本語

主催

ジェトロ・アジア経済研究所

参加費

無料

※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。

お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部成果普及課
Tel:043-299-9536 Fax: 043-299-9722
E-mail:seminar E-mail