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ポスト軍政ミャンマーの第二局面:2015年総選挙の結果を読む
去る11月8日、ミャンマーでは、今後を占う上で極めて重要なイベントである総選挙が実施されました。
ミャンマーでは、2010年総選挙の結果、連邦団結発展党(USDP)党首として参戦したテインセイン前首相を大統領とする「文民」政権が発足し、長く続いた軍事政権に幕が下ろされました。テインセイン政権発足からの5年間で政治的自由化と経済開放へ向けた改革が次々と実行され、欧米諸国による経済制裁の大幅な緩和と国際社会への復帰を果たしました。しかしながら、アウンサンスーチー率いる反体制派の国民民主連盟(NLD)が選挙に参加しなかったこともあり、国軍の影響力は強く残されていました。今般の選挙の最大の焦点は、USDPとNLDの二大政党がどのような配分で連邦議会の議席を獲得するかにありましたが、小数民族政党の動向も注視する必要があります。
本講座では、これら2つの観点から選挙結果を分析することにより、ミャンマーに関する最新情報と政治動向について中長期的な視点から今後の展望を試みます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
開催日時
2015年12月4日 (金曜) 13時30分~16時50分 (開場:13時00分)
会場
ジェトロ本部5階 展示場
(東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル5階)
最寄り駅:東京メトロ 南北線六本木一丁目駅・銀座線溜池山王駅・日比谷線神谷町駅
プログラム
13:30~14:15 |
講演I「NLD圧勝の背景—国民はなにを選択したか—」 工藤 年博氏(政策研究大学院大学 教授) |
14:15~15:00 |
講演II「主要政党の選挙戦:USDPとNLD」 中西 嘉宏氏(京都大学東南アジア研究所 准教授) |
15:00~15:15 | 休憩 |
15:15~16:00 |
講演III「地方選挙区における少数民族政党の動向」 長田 紀之 (ジェトロ・アジア経済研究所 地域研究センター動向分析研究グループ) |
16:00~16:45 | パネルディスカッションと質疑応答 |
16:45~16:50 | 閉会挨拶 |
使用言語
日本語
主催
ジェトロ・アジア経済研究所
参加費
無料
※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。
お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 研究支援部成果普及課
Tel:043-299-9536 Fax: 043-299-9722
E-mail:seminar
≪新刊書籍販売のご案内≫
11月13日に刊行しました工藤年博編「ポスト軍政のミャンマー—改革はどこまで進んだか—」(3,132円<�本体価格2,900円> )を講演開始前と休憩時間に1割引にて販売いたします。この機会に是非お求めください。