近年、環太平洋パートナーシップ（TPP）協定や東アジア地域包括的経済連携（RCEP）などの、いわゆる広域自由貿易協定（広域FTA）の交渉が加速している。中国は改革開放政策で経済発展を遂げてきたが、最近の広域FTAの動きに備え「上海自由貿易試験区」を設置し、対外開放の新時代を迎えつつあります。

こうした中国経済の新たな発展の機会に、長崎は中国との連携を強め、その活力を取り込むため、どのような取り組みをすれば良いのでしょうか。江戸時代から中国との交流の拠点であり、今日でも経済的・文化的な交流が盛んな地域である長崎。新たな時代に長崎と中国をどう結びつけ、そのための課題は何なのでしょうか。

ジェトロ・アジア経済研究所は上海社会科学院と共同で、上海自由貿易試験区がどのようなインパクトを周辺国に与えるか研究を行いました。本シンポジウムでは、そこで得た最新の知見をもとに、中国経済と長崎の未来を展望します。パネルセッションでは中国経済の対外開放の新時代について、上海自由貿易試験区の事例を踏まえつつ、長崎県の国際交流の政策、長崎で活躍する研究者の視点を交えて議論します。

2015年は駐長崎中国総領事館が開設30周年を迎え、ジェトロ・長崎貿易情報センターが開設50周年を迎えます。この機会に新たな視点で中国と長崎の将来を考えます。

2015年6月11日 (木曜) 13時30分～17時00分（開場：13時00分）

ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル
グラバーホール（長崎県長崎市南山手町1-18）

ジェトロ・アジア経済研究所、ジェトロ・長崎貿易情報センター、駐長崎中国総領事館

長崎県

上海社会科学院、長崎県日中親善協議会、長崎大学経済学部、株式会社長崎経済研究所

日本語（逐次通訳あり）

無料

※ 取材のため会場内にメディアのカメラや撮影チームが入る可能性もありますのでご了承ください。