開催報告

アジア経済研究所賛助会 入会キャンペーン講演会

「総選挙を控えたマレーシアの政治経済情勢」

写真:報告1 写真:報告2写真:パネルディスカッション

開催日時

2018年4月17日(火曜)14時00分~16時45分

会場

ジェトロ本部5階ABCD会議室


ジェトロ・アジア経済研究所では、間近に迫ったマレーシアの総選挙(2018年5月9日)に先立ち、同国の政治経済の現状と選挙の焦点をテーマにしたセミナーを開催しました。

報告1「政権交代はあるのか?:与野党の対立軸と有権者の意識」では、
中村 正志(地域研究センター東南アジアⅠ研究グループ長)が、総選挙の争点、政権交代の可能性、ナジブ現首相の続投の見通し、政策への影響について報告を行いました。

報告2「マレーシア経済の現状と課題:2020年の先進国入りは可能か」では、
熊谷 聡(ジェトロ・アジア経済研究所 開発研究センター 経済地理研究グループ長)が、ポスト・マハティール期の経済の特徴、マレーシア経済が「中所得国の罠」に陥っているといえるのかどうか、マレーシア経済のリスク・見通しなどについて報告しました。

各報告内容を踏まえ、続くパネルディスカッションでは、
佐藤 百合(ジェトロ・アジア経済研究所理事)をモデレーターに、参加者の方々からいただいたご質問をもとに、マレーシア政治経済の構造的変化や、中国の存在感が増すなかマレーシアの政治経済にどのような変化が現在、また今後見込まれるのかといった点に関して議論を深めました。

【本テーマに関連する研究成果等】