図書館
2005年度第4回途上国理解市民フォーラム開催報告
イランの飲み物
開催日時
2005年12月1日 (木曜) 14時00分~16時00分
会場
アジア経済研究所 C21会議室
千葉市美浜区若葉3-2-2
講師
岩﨑 葉子(ジェトロ・アジア経済研究所 地域研究センター 中東研究グループ)参加者
40名
第4回フォーラムは「イランの飲み物」について。イランと聞いても、戦争や90年代に日本に出稼ぎの人が多く来ていた、程度のことしか思い浮かばなかったのだが、そのような者のために、導入としてイランの概況から話は始まった。
イランは中東でも有数の産油国であり、北アフリカを含めた中東域内で第2位のGDPを誇る、比較的所得水準の高い国である。しかし、産業は石油産業のみに依存しておらず、農業など他の産業も発達しているのが特徴である。また地理的に乾燥した土地だけを想像してしまうが、北は旧ソ連領、南はペルシャ湾に接する広大な国土には多様な気候と自然が展開している。
イスラム教国であるイランでは、飲み物の中にアルコール類があがることはまずなく、宴会や友人と集まるときは紅茶がよく飲まれるそうである。茶葉の生産量はそれほど多くなく、6割程度を輸入に頼っているが、消費量は約10万トンと日本の緑茶消費量8万トンを上回っている(イランの人口は約6,800万人)。
紅茶はサモワールと呼ばれる器具により茶葉を煮出して作られ、それを好みの濃さにお湯で割り、ガンドというビートから作られた砂糖を入れて(あるいは口に入れ)飲まれる。アルコールがなくても、宴会はちゃんと盛り上がるそうで、宴会中のダンスは必須であるとのこと。また宴会や友人の集まりは長時間が基本で、5時間程度は続くらしい。
食事の時に飲まれる飲料は、ドゥーグと呼ばれるヨーグルトドリンクと炭酸飲料である。ドゥーグは伝統的な飲み物らしいのだが、食事と合うのだろうかと思ってしまう。しかし油っぽいものが多いイラン料理に良く合うすっきりとした飲み口とのことである。
友人との集まりで手持ち無沙汰になった時に飲まれるものとして最後に紹介されたのが、コーヒーである。イランで飲まれるコーヒーは日本とは違い、トルコ・コーヒーの形で飲まれる。女性が特に好む、ということなのだが、その理由はカップの底に残った粉で占いをするからである。粉が描き出す模様により、現状や将来についてあれこれ話すのだと言う。
特定の飲み物についてではなく、生活のさまざまな場面で供される飲み物について、講師自身の経験も交えて紹介される話に、イラン人の生活が非常によく伝わってきた。講演後の質疑も予定時間を越えて続けられ、今年度最終回にふさわしく、非常に活気のあるフォーラムとなった。
イランは中東でも有数の産油国であり、北アフリカを含めた中東域内で第2位のGDPを誇る、比較的所得水準の高い国である。しかし、産業は石油産業のみに依存しておらず、農業など他の産業も発達しているのが特徴である。また地理的に乾燥した土地だけを想像してしまうが、北は旧ソ連領、南はペルシャ湾に接する広大な国土には多様な気候と自然が展開している。
イスラム教国であるイランでは、飲み物の中にアルコール類があがることはまずなく、宴会や友人と集まるときは紅茶がよく飲まれるそうである。茶葉の生産量はそれほど多くなく、6割程度を輸入に頼っているが、消費量は約10万トンと日本の緑茶消費量8万トンを上回っている(イランの人口は約6,800万人)。
紅茶はサモワールと呼ばれる器具により茶葉を煮出して作られ、それを好みの濃さにお湯で割り、ガンドというビートから作られた砂糖を入れて(あるいは口に入れ)飲まれる。アルコールがなくても、宴会はちゃんと盛り上がるそうで、宴会中のダンスは必須であるとのこと。また宴会や友人の集まりは長時間が基本で、5時間程度は続くらしい。
食事の時に飲まれる飲料は、ドゥーグと呼ばれるヨーグルトドリンクと炭酸飲料である。ドゥーグは伝統的な飲み物らしいのだが、食事と合うのだろうかと思ってしまう。しかし油っぽいものが多いイラン料理に良く合うすっきりとした飲み口とのことである。
友人との集まりで手持ち無沙汰になった時に飲まれるものとして最後に紹介されたのが、コーヒーである。イランで飲まれるコーヒーは日本とは違い、トルコ・コーヒーの形で飲まれる。女性が特に好む、ということなのだが、その理由はカップの底に残った粉で占いをするからである。粉が描き出す模様により、現状や将来についてあれこれ話すのだと言う。
特定の飲み物についてではなく、生活のさまざまな場面で供される飲み物について、講師自身の経験も交えて紹介される話に、イラン人の生活が非常によく伝わってきた。講演後の質疑も予定時間を越えて続けられ、今年度最終回にふさわしく、非常に活気のあるフォーラムとなった。









