図書館
第1回途上国理解市民フォーラム開催報告
日本とコーヒーと途上国(I):イエメン
開催日時
2003年11月15日 (木曜) 14時00分~16時00分
会場
アジア経済研究所図書館2F作業室千葉市美浜区若葉3-2-2
講師
佐藤 寛(ジェトロ・アジア経済研究所 アジア経済研究所開発研究センター参事)
11月15日(土)の午後(14:00~16:00)に、当館で第1回途上国理解市民フォーラムが開かれました。講師にイエメン研究の第一人者、佐藤寛研究員(アジア経済研究所開発研究センター)を迎え、「日本と途上国とコーヒー(I)イエメン」というテーマでお話していただきました。参加者が熱心に耳を傾ける中、予定の時間は瞬く間に過ぎました。
イエメン産のコーヒー(積出港のモカの名前で知られる)と日本との関係は思いのほか古く、江戸時代にはすでに南蛮渡来の品として日本にもたらされていたといいます。コーヒーを初めて口にした日本人は、顔をしかめながら神妙にいただいたようです。商魂逞しいアラブ商人たちはこの稀少な飲み物を独占し、コーヒー豆は彼らの一手販売でした。彼らは用心深くコーヒー豆をことごとく炒ってから輸出していました。ところが1695年、あるインド人巡礼者が門外不出の生豆を運良くイエメンから持ち出すことに成功したのです。これが発端となりコーヒー栽培がヨーロッパの植民地に広がっていきました。それから300年余り、今やコーヒーは世界の飲み物になりました。現在コーヒー発祥の地であるイエメンの影が薄いのはとても残念ですが、コーヒーの大規模生産と農民の自給自足の生活は両立し得ないのだそうです。しかし、細々とコーヒーを栽培しながらも、イエメンの農民たちは彼らなりに幸福な人生を送っているとのことです。お話を通して欧米の色眼鏡を借りずに世界を見ることの大切さを学びました。
講演が終わると、参加者たちが次々に手を挙げ、テーマのコーヒーはもとより広くイエメンの文化について、さらに佐藤研究員とイエメンとの出会いについても質問が出されました。講師の嬉しい悲鳴が聞こえるようでした。このように研究員を囲んで自由に質問できるのが、本フォーラムの魅力のひとつなのです。フォーラムは期待どおりの盛況でした。講演後、図書館見学も行いました。
イエメン産のコーヒー(積出港のモカの名前で知られる)と日本との関係は思いのほか古く、江戸時代にはすでに南蛮渡来の品として日本にもたらされていたといいます。コーヒーを初めて口にした日本人は、顔をしかめながら神妙にいただいたようです。商魂逞しいアラブ商人たちはこの稀少な飲み物を独占し、コーヒー豆は彼らの一手販売でした。彼らは用心深くコーヒー豆をことごとく炒ってから輸出していました。ところが1695年、あるインド人巡礼者が門外不出の生豆を運良くイエメンから持ち出すことに成功したのです。これが発端となりコーヒー栽培がヨーロッパの植民地に広がっていきました。それから300年余り、今やコーヒーは世界の飲み物になりました。現在コーヒー発祥の地であるイエメンの影が薄いのはとても残念ですが、コーヒーの大規模生産と農民の自給自足の生活は両立し得ないのだそうです。しかし、細々とコーヒーを栽培しながらも、イエメンの農民たちは彼らなりに幸福な人生を送っているとのことです。お話を通して欧米の色眼鏡を借りずに世界を見ることの大切さを学びました。
講演が終わると、参加者たちが次々に手を挙げ、テーマのコーヒーはもとより広くイエメンの文化について、さらに佐藤研究員とイエメンとの出会いについても質問が出されました。講師の嬉しい悲鳴が聞こえるようでした。このように研究員を囲んで自由に質問できるのが、本フォーラムの魅力のひとつなのです。フォーラムは期待どおりの盛況でした。講演後、図書館見学も行いました。









