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イベント・セミナー情報

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開発スクール(IDEAS)

イデアス公開講座「はじめての国際開発論」

イデアスでは、援助関係機関、開発コンサルタント、NGO、企業などにおいて、すでに実務に携わっていらっしゃる方や、将来的に開発専門家を志望される方を対象に、国際開発に関わる諸問題を題材とした講座を開催します。

皆様のご参加をお待ちしています。

開催日時

2016年4月16日(土曜)~4月17日 (日曜)

4月16日(土曜) 10:30-16:30(受付時間10:00-)
4月17日(日曜) 10:30-17:20(受付時間10:00-)

会場

JICA東京  4階 オリエンテーションルーム
(最寄り駅:京王新線幡ヶ谷徒歩8分または小田急線代々木上原徒歩12分)
※JICA本部(東京都千代田区二番町)ではございませんのでご注意願います。

テーマ

「はじめての国際開発論」

4月16日(土曜)
10:30-10:50 開催挨拶・イデアス紹介
コース1 今、国際開発に何が起こっているか?経済の視点
10:50-12:20 セッション1 「開発経済学と国際援助潮流」(山形辰史)
13:20-14:50 セッション2 「開発の成果を測る:貧困指標と不平等度指標」(山形辰史)
15:00-16:30 セッション3 「国際価値連鎖:国境を越えた分業体制をとらえる」(藤田麻衣)
4月17日(日曜)
コース2 今、国際開発に何が起こっているか?法律・政治・社会の視点
10:30-12:00 セッション1 「法制度改革支援:先進国による押しつけか?」(佐藤創)
13:00-14:30 セッション2 「紛争はなぜ起こるのか:平和のための開発」(武内進一)
14:40-16:10 セッション3 「アクターの多様化:市民、消費者、民間企業」(佐藤寛)
受講者参加型討論:「言い足りないこと・聞き足りないこと」
16:20-17:20 登壇者:佐藤寛、佐藤創、武内進一、山形辰史
講師

山形 辰史 (ジェトロ・アジア経済研究所 国際交流・研修室長、IDEAS事務局長/教授)

藤田 麻衣 (ジェトロ・アジア経済研究所 地域研究センター東南アジアII研究グループ長代理、IDEAS教授)

佐藤 創 (ジェトロ・アジア経済研究所 地域研究センター南アジア研究グループ長代理、IDEAS准教授)

武内 進一 (ジェトロ・アジア経済研究所 地域研究センター長、IDEAS教授)

佐藤 寛 (ジェトロ・アジア経済研究所 研究企画部 上席主任調査研究員、IDEAS教授)

使用言語

日本語のみ

主催

ジェトロ・アジア経済研究所

参加費

下記のとおりコース毎の料金です。なお17日午後の受講者参加型討論・質疑応答はコース1、2のいずれかを受講された方であればご参加いただけます。

  1日のみ参加 2日間参加
一般 2,060円 4,120円
アジ研賛助会正会員・個人会員ジェトロメンバーズ
農林水産情報研究会 含む) 、学生
1,550円 3,100円
  • 受講申込書 に必要事項をご記入後、メール(goideas@ide.go.jp)、またはFAX(043-299-9728)にて弊所事務局にお送りください。
  • 東日本大震災により被害を受けられた全国の中小企業者様(中小企業基本法に定める企業様)または中小企業団体様(主として中小企業で構成された法人格を有する団体で、個別の法律に基づき設立された組合等)で、事業所または主要な事業用資産が損壊した旨の証明書(「羅災証明書」または「被災証明書」)を市町村等から受けられている方(証明書をお持ちの個人の方を含む)は、お申し込み時にスキャンいただいた証明書データも併せてお申し込み願います。
  • 受付順に、折り返しご請求額、振込先等をお知らせしますので、 4月12日(火曜)までに銀行振込にてお支払いください。 (恐れ入りますが、振込手数料は各自ご負担願います)。念のため、当日は銀行振込票控えをご持参ください。請求書、領収書が必要な方は、その旨お知らせ願います。
  • 受講票は、ご入金確認後、メール(またはFAX)にて送付いたします。
  • 定員に達した場合には、期日以前に締め切らせて頂く場合がございます。
  • お振込みいただいた受講料は、今回の講座に欠席された場合であっても、ご返金できかねますのでご了承ください。
  • 当日現金での支払いはお受けいたしかねますので、予めご承知おきください。

お問い合わせ先
ジェトロ・アジア経済研究所 開発スクール事務局
Tel:043-299-9562
FAX:043-299-9728
E-mail:goideas E-mail

イデアス公開講座「はじめての国際開発論」プログラム
10:30~10:50 開催挨拶・イデアス紹介
4月16日(土曜) コース1 今、国際開発に何が起こっているか?経済の視点
講師
山形辰史 (やまがた たつふみ、国際交流・研修室長、IDEAS事務局長/IDEAS教授)
プログラム
10:50-12:20(セッション1:紛争、平和、開)

開発経済学は、第二次世界大戦後、その時々の国際事情を反映して変化を遂げてきました。一方、国際援助潮流も、開発経済学の変化と絡み合いながら、ミレニアム開発目標、援助協調、持続可能な開発目標(SDGs)に代表される展開を見せてきました。外部要因として、新興ドナーの登場も、国際援助潮流に大きな影響を与えました。そして、それらと並行する形で、日本の援助政策も変化し、2015年にはODA大綱が開発援助大綱に改定されました。このセッションでは、開発経済学の変化と、国際援助潮流、日本の援助政策を回顧し、国際開発の現状を評価します。

講師
山形辰史 (やまがた たつふみ、国際交流・研修室長、IDEAS事務局長/IDEAS教授)
プログラム
13:20-14:50(セッション2:開発の成果を測る:貧困指標と不平等度指標)

一転してセッション2は、数学や統計について議論します。近年の国際開発の潮流の一つは、成果主義ですが、ミレニアム開発目標(MDGs)のみならず、持続可能な開発目標(SDGs)においても、開発目標に反映された「成果」を達成するための数値目標が重要視されています。MDGsにおいてもSDGsにおいても「貧困削減」が第一に挙げられる目標とされており、その指標として重用されているのが、貧困人口比率、貧困ギャップ比率、二乗貧困ギャップ比率です。また不平等度も別途定義されており、特に多用されている不平等度指数としてジニ係数が挙げられます。本セッションでは講師らが収集した、フィリピンの障害者の家計調査のデータを用いて、上記の貧困指標や不平等度指標の定義と計算方法を講義します。用いるフィリピン障害者の家計調査データ(エクセル・ファイル)を受講者に事前に送付し、講義の前であれ後であれ、受講者自身が指標を算出できるよう、講師が手ほどきします。

講師
藤田麻衣 (ふじた まい、地域研究センター東南アジアII究グループ長代理、IDEAS教授)
プログラム
15:00-16:30(セッション3:国際価値連鎖:国境を越えた分業体制をとらえる)

グローバル化の進展とともに、財・サービスの生産・調達構造は劇的な変化を遂げ、発展途上国の企業、労働者、農民なども国境を越えた分業体制に組み込まれるようになってきています。このことは、発展途上国の企業の成長や労働者・農民の所得向上に結びつくのでしょうか。本セッションでは、国際価値連鎖論の主要分析概念である「取引ガバナンス」などの解説、その製造業と農業への応用事例を通じて、この問題について考えます。
4月17日(日曜) コース2 今、国際開発に何が起こっているか?法律・政治・社会の視点
講師
佐藤創 (さとう はじめ、地域研究センター南アジア研究グループ長代理、IDEAS准教授)
プログラム
10:30-12:00(セッション1:法制度改革支援:先進国による押しつけか?)

とくに1990年代から、世界経済機関や先進国により、開発途上国の法制度改革を支援する動きが活発化し、今では援助の一つの分野として定着したように観察されます。このことは、開発途上国にどのような変化をもたらしているのでしょうか。本セッションでは、どのような主体による法改革支援が展開されているのかを確認しつつ、どのような内容の法改革を支援するものなのか、またそもそもなぜ法制度改革支援が広く展開するようになっているのか、といった問題を掘り下げて考えてみたいと思います。

講師
武内進一 (たけうち しんいち、地域研究センター長、IDEAS教授)
プログラム
13:00-14:30(セッション2:紛争はなぜ起こるのか:平和のための開発)

今日、平和構築や紛争予防は、開発の重要な課題です。武力紛争勃発後にどう対応するかという問題に加えて、いわゆる脆弱国家が紛争に陥る危険をどう防止するのかという論点は、多くの途上国の開発と密接に関わります。本コースでは、アフリカを例にとって紛争勃発の背景を解説するとともに、近年の平和構築政策とその課題についてお話しします。

講師
佐藤 寛 (さとう かん、研究企画部 上席主任調査研究員、IDEAS教授)
プログラム
14:40-16:10(セッション3:アクターの多様化:市民、消費者、民間企業)

2016年から、世界は持続可能な開発(SDGs)に向けた取り組みを開始しました。「我々の世界を改変する(Transform)」を合言葉にするこのSDGsは、地球環境を損なうことなく貧困をなくするために、日本自身の変革をも求めるものです。一方途上国の開発支援のためには、国際機関やNGOなどの善意の活動だけでは不十分で、民間セクターの知見や資金も合わせて投入する必要があるという認識が高まっています。マイクロファイナンスをはじめとして、フェアトレード、BOPビジネス、「物語付き販売(CRM)」などの「募金デリバティブ」も続々と誕生し、さらには社会的ビジネス、社会的投資というカテゴリーも存在感を増しています。こうした動きを支えるのは、最終的には先進国に住むわれわれ一人ひとりです。私たちはODAの納税者として、投資家として、消費者として「グローバル・バリューチェーン」の最下流にいます。このグローバル・バリューチェーンを介した、私たちと途上国の人々のつながりについて考えてみましょう。
4月17日(日曜)総合討論 登壇者(佐藤寛、佐藤創、武内進一、山形辰史)
16:20-17:20 (受講者参加型討論・「言い足りないこと・聞き足りないこと」)
受講者の皆様と講師陣が双方向で、言い足りなかったこと、聞き足りなかったことについて議論します。積極的なご参加をお待ちしております。